収蔵作品 絵画
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横山大観が作家を離しその絵を見て評価しなくてはならないと言った。又、ある外国の陶芸コレクターがすべての箱を壊して、その陶器のみを見るのだと言った。作家とか箱があると、その絵や陶器の中に入りやすいのかもしれない、しかし本来から言えばその作品、陶器のみで勝負することが本筋であろう。そんな観点から作品を集めたので、一口で言えばアラカルトである。
館長
デッサン
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野見山暁治≪朝≫ W 225 H 305
- 1920年 福岡県生まれ。
- 1943年 東京美術学校洋画科卒、直ちに応召、満州で発病し入院。
- 1946年 第2回西部美術展覧会で福岡県知事賞
- 1952年 滞仏
- 1956年 サロン・ドートンヌ会員
- 1958年 安井賞受賞
- 1964年 帰国
- 1968年 東京芸術大学助教授、のち教授
- 1978年 『四百字のデッサン』で日本エッセイスト・クラブ賞受賞
- 1981年 芸大辞職
- 1992年 芸術選奨文部大臣賞
- 1994年 福岡県文化賞
- 1996年 毎日芸術賞受賞
- 2000年 文化功労者に選ばれる。
画業以外では「信濃デッサン館」の館主窪島誠一郎と協力し、戦没画学生(とくに母校・東京美術学校から召集された者達)の遺作の収集・保存に奔走、それが「無言館」設立(1997年)へ直結した実績をもつ。