木更津わたくし美術館 › 収蔵作品 美術骨董品 › 仏像
数百年から数千年の長い歴史の中の古美術には、いつも心を奪われてしまう。河井寛次郎ではないが、今ある有名は過去の無名には勝てないのである。それは単なる歴史の長さだけの問題でもなさそうだ。
館長
大日如来交脚坐像「石造」
東魏 元像元年 A.D538
H=43cm
本像は大きな石の塊から全体を掘り出したもので、交脚の大日如来坐像を精緻な線刻によって表現されていることが特徴である。
仏頭像 菩薩頭部「石灰岩」
北斉 A.D.550-577
頭部のみで首から下はないが、おそらく等身大の大きさがあったと思われる。目元にやさしさを感じさせられる特徴を有する。